陰陽師 生成り姫
7件の記録
余白@ruisui2026年4月27日読み終わった嫉妬に狂った女が鬼に変じたのが般若で、生成(なまなり)というのは、まだ女が般若になりきる手前の状態。 人であって人でないもの。 鬼であって鬼でないもの。 短編で読んでいたのでストーリーは知っていたが、話をここまで膨らませてくれて、すごいなと思う(前半は説明が冗長に過ぎるところがあったが)。 博雅と生成りになった姫とのやりとりは切なくて目頭が熱くなる。 「愛おしいお方が、老いてゆくご自分に対して、心に抱いている哀しみすらも俺は愛おしいのだよ」 博雅に沼落ちしてしまいそうな巻だった。


ほかほかのお水@yomichi9ban2026年3月19日読み終わった借りてきた展開は予想できても、序盤の可憐な姫が鬼になってしまうことが哀しい。 陰陽師のシリーズ通して本当に博雅が救いであり美しさであり光だと実感。 姫にも晴明にも博雅がいてくれてよかった。
nami@sun_jbm2025年4月6日再読した初めて読んだのは子どもの頃だった。何度も何度も読んだけど、いつも徳子と博雅のやりとりの場面で泣いてしまう。鬼になんてなりたかった訳ではなかった。それでも他に術がなく、鬼になるしかなかった。切ない。
駄駄野@enmr3102024年10月5日読み終わった作者は源博雅という男について「博雅という漢は可愛い」「男の有する色気の中に、この博雅のような可愛げがあってもよいのではないか」と述べていた。博雅は今風に言うと癒しキャラである(萌えキャラかもしれない)。晴明のように残酷な現実に冷淡に接することもできず、ただ哀れだと泣き、悲しい道筋を辿った人間には憐れみを向ける。そこが読者にも作者にも、作中人物らにも愛される所以なのだろう。



