贋品

贋品
贋品
浅沢英
徳間書店
2025年10月10日
2件の記録
  • 56丸
    56丸
    @56_yomi
    2025年12月17日
    この方法で実際に本物と遜色のない名画の贋作を作れるのかが気になる。 とはいえ、ものすごく大変そうではある。
  • 橘海月
    橘海月
    @amaretto319
    2024年11月23日
    美術館から盗まれたピカソ最晩年のアルルカン、それの贋作をコレクターに売らないか?亡き父を知る画家山井に唆された主人公佐村は、借金返済もあってその話に乗った。だが新たな借金を作りチームの一人が失踪し、住む場所を転々としながら贋作を完成させる羽目になって…。 当初、読む前に漠然と描いていた「名画の贋作を拵える」作業とは全く異なり、内容はかなりハードボイルドだった。ヤバい相手に借金をこさえ、コレクターには「嘘をつくと死ぬ」と脅され、チームの山井と文紅(ウェホン)からは切捨てられそうに。それでも苦労しつつなんとか贋品ができ、真贋判定となる場面は手に汗を握る。 読み始めた最初は思っていたのと違って辛い…となっていたが、徐々に佐村と文紅、山井の人物像に魅力を感じるようになった。特に最後まで敵が味方かわからない文紅の、賢くしたたかで、それでいて自身の芯を曲げない強さにとても惹かれた。彼女の美しさがビジネスでは足枷となる皮肉もひしひしと感じた。 実際に、世界である贋作者が描いた贋品が日本にも存在するとニュースになり、決して物語だけの話ではないとひしひし感じた。また私が漠然と思っていた「贋作は画家の腕ありき」ではなく「現代の科学との戦い」であり、そのために何より必須なのが「その当時の材料」なのが目から鱗だった。
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