黄昏の岸 暁の天(そら)〈下〉―十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)

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- こまち@komachi03192026年9月4日読み終わった新刊発売に備えてシリーズ全巻通読3周目。 新刊との絡みでは、やはり玄君や西王母と李斎の問答や陽子が抱く天への不審や疑問に何らかの答えが出るのでは、ということでしょうか。陽子が評する神の庭である常世で、陽子が言う「人が自らを救うしかない」を実現してみせた戴国の後、天について小野先生の考えが読めると嬉しいです。 あと、上下巻を通して李斎の痛いほど人間らしい心の揺れが描かれて、その後の白銀を読んではいるけど新刊で李斎が救われて欲しい。 うっかりネタバレを軽く踏んだ幽冥の岸から察するに死亡エンドはないと信じていますが。将軍を辞して真君のようにカチコミの神として黄海に飛燕と一緒の像を立てて祀られてもらっていいけど、李斎がめちゃ嫌がりそうでこれはないかな。 ここからは新刊に無関係の感想です。 私、好きな三大登場人物が尚隆、呉藍滌様、英章なので黄昏は相当読んでいるのですが、尚隆と呉藍滌様のエピソードはこれ以上は書かれないと思うけど、今回の内容だけで無限に想像できて噛むほど味がするなって感心。英章は白銀でも美味しすぎて楽しみ。麒麟達も個性があって、その使令も興味深いです。フェリシモの十二国記で什鈷がぬいぐるみでグッズ化されて、ニッチ過ぎて笑ったけど。 リアタイした読者の皆さんはここから18年待ったんですよね。読む度にその長きを耐え忍んだ不屈さに尊敬の念しかありません!
- こまち@komachi03192025年8月7日読み終わった再読中8/6再読。 下巻は十二国合同での泰麒捜索を軸に話が進むのですが、遠慮のない意見を言いまくる陽子と、まるで親戚のおじさんのように陽子と言い合っても最後は協力してくれる延王・尚隆。『風の万里』では偉大な先輩という立場でアドバイスしていた尚隆に一歩も引かず言いたいことを言う陽子に成長を感じました。もちろん、若さと未熟さゆえに危ういところは多いけど、でもこれまでにない発想が他国との協力を実現して、結果的にそれが泰麒をこの世界に連れ戻すことにつながったのだから。 延麒・六太と陽子の共同戦線も多く、この主従もアリかな〜と一瞬思ったのですが、『海神』の六太は20年経っても王の存在を信じられない麒麟だったから、「自分を王に選んだお前だけは私を信じなけれなならない」と言う陽子とうまくいくはずがないな、と思い直しました。 『黄昏の岸』では天の理への疑問にも踏み込んでいて、李斎や陽子のそれは多分読者の多くも思ったことだと思います。でも、その融通の効かない天が選んだ慶の王が陽子で、陽子が玉座にいたからこそ泰麒が常世に戻って来れたというのもまた意味深です。泰麒が蓬莱に消えた時は予王の治世だったわけで、もしかしたら泰麒を救うために胎果の王が必要で、そのために予王は道を外してしまったのかもとぼんやり考えたりもしました。 下巻では範の主従が初登場ですが、氾王・呉藍滌様、好きですね。かなりのクセ強キャラですが、洞察力があってビジネスマンとしても有能そう。そういえば、十二国記の地図を見ると黄海を挟んで慶の反対にある範の王が、女装の王様というのも女王を嫌う慶と対照的で面白いと感じました。


- こまち@komachi03192025年4月13日4/11読了。 『魔性の子』の裏側詳細でした。諸国の麒麟が泰麒を捜索するという案を陽子が提案してああなったのか、と。あと、今までぼんやりだった天の話に結構切り込んでいて、これは今後の話につながるのかなと思ってみたり。でも、これを回収するなら壮大な話になりそうですよね。 新登場の範国主従もなかなかクセが強いけど、氾王は洞察力に優れていてビジネスマンとしては超有能そう。あと、500年のキャリアを活かして延麒が大活躍でしたね。王も麒麟も治世が長いとそれだけ経験を活かして色々できそう。 とりあえず泰麒は戻ってきたけど、この後も戴国は大変そう。泰麒、最後に戴国に帰ることを訴えるところなど、あの稚い雛時代とは別人だなぁ。 私は『丕緒の鳥』を読み忘れていたのでこれと『白銀の墟 玄の月』を残していますが、『白銀の墟 玄の月』4冊が戴国の話なのですね。『月の影〜』と同じく4冊のうち2冊は鬱展開なんだろうと今から覚悟していますが、まさか4冊のうち3冊が鬱展開なんてことはないよね? そうそう、この下巻では陽子が蓬莱について考えていることを明らかにしたり、謀反に絡んで慣例や則を軽んじてはいけないと桓魋や浩瀚が陽子を諭す場面があったりとこれまでの話を埋めている部分も興味深いと思いました。私も『風の万里〜』を読んだ時、後者については気になったので。このあたりを読んで、慶については多少問題が起こっても良い方向に進んでいきそうな気がします。













