こまち
@komachi0319
- 2025年7月11日丕緒の鳥 十二国記小野不由美読み終わった再読中7/11再読。 前回は確か発売順で白銀の手前で読んだ『丕緒の鳥』、今回は『図南の翼』の前に読みました。 初読時と同様、一番印象に残ったのは『落照の獄』でしたが、この話については結構書いたので全体について。 これまでの王や麒麟という上の立場からの話でなく民目線のボトムアップな話は十二国記シリーズの中では珍しいのですが、だからこそ自分の経験と照らし合わせることができて、それがこのシリーズの理解を深めさせてくれるよう感じます。 あとは前回も書いたけど、陽子が登極する前の慶、特に予王の治世がめちゃくちゃやばいなとか、柳は蓋を開けたらすごくやばそうというのもありますが。 『青条の蘭』が尚隆登極時の雁の話で、最後の方で「新王によって任じられた新しい地官遂人は、話の分かる人物だと聞いた」とあるけど、これは帷湍のことですよね。初読時には気付かなかったので、遅ればせながら気付いて喜んでいます。
- 2025年7月5日風の万里 黎明の空(下) 十二国記小野不由美読み終わった再読中7/4再読。 後半は一気に読めました。陽子と知らないうちに会っている祥瓊と鈴、そして乱を起こして平定するまでの展開が自然で素晴らしい。他の作品も、シリーズ全体も、話の展開が多層で伏線がしっかり張られていて読んでいて本当に楽しいです。 最後の初勅に至るまで、たくさんの出会いと乱に至るまでのあれこれから学んで強くなる陽子に、これで景麒も王朝に居場所ができるよねと思ってしまいました。 初読の時はそれほど気にしなかったけど、利権を争う官、回想の予王の政の様子や瑛州の州師が命令に従わなかった様子から、おそらく先王の時代から景麒はお飾りの宰輔だっただろうし、続けて似たような(と思われるけど実際は違った)女王を選んで風当たりも強かったはずなので。 とりあえず、再読でも景麒の「下僕が来た」で笑ってます。
- 2025年7月5日風の万里 黎明の空〈上〉十二国記小野不由美読み終わった再読中7/2再読。 一度読んでわかっているとはいえ、祥瓊と鈴の話はイラッとするんですよね。それだけ人が変わるためには多くの経験が必要だということで、下巻の展開を考えれば然るべきなのでしょう。でも、月影ほどではないけど読むのが辛い! 楽俊の存在が救いです。 即位式の後の延王尚隆の「政は頼りになる官が見つかるまでが苦しい」を陽子が実体験する話でしたが、陽子が延王に即位したばかりの頃は大変だったか尋ねていたけど、先に『東の海神〜』を読んでいたので雁の方が相当大変だったのがわかるし、そこをさらっと「まあな。」で流す尚隆がカッコ良すぎです。
- 2025年6月26日読み終わった再読中6/26再読。 『東の海神〜』はシリーズの中でも好きな話なので割とサクッと読み終えることができました(魔性の子や月影上巻、白銀あたりは読むスピードが遅くなる)。 冒頭の折山の荒と言われる雁州国を見ながら交わされる会話が尚隆と六太の関係そのもので、このまま500年が経つんだなと思うと感慨深いです。 初読時の感想と同様、尚隆という人の生き方に個はなく、国のために生きるのが当然だと疑問なく思う様子への怖さはあれど、小松の国や民を失ったことを今も忘れず後悔を抱えて生きていて、その全てを抱えてなお、冒頭の荒廃した国土を前に尚隆の反応を不安に思う六太に笑ってみせる尚隆さまが大好きですね。 そして、『黄昏の岸 暁の天』のラストで六太が陽子に言う「人を助けることで、自分が立てるってこともあるからさ」というセリフは、まさに六太が尚隆に思い続けていることだと思います。 最後に、作中の「正義を語る者が必ずしも全く正義の者ではない」は、今のこの世の中にも当てはまることでとても印象深い一文です。
- 2025年6月24日本のある生活 BIBLIOPHILIC BOOK 本と道具の本どむか,パンス,ナインストーリーズ,リアン・シャプトン,BIBLIOPHILIC,Leanne Shapton,Okadada,Riverside Reading Club,中村秀一,今泉泰輔,作原文子,内沼晋太郎,古川耕,クラフト・エヴィング商會,多屋澄礼,大八木孝成,安村正也,安田謙一,小田原のどか,小田雄太,小谷実由,山下陽光,山崎まどか,山本多津也,川原瑞丸,後藤護,押野素子,持田保,松永良平,林央子,水上文,永田希,池澤春菜,牟田都子,牧奈央子,生きのびるブックス,相田智之,花田菜々子,若林恵,野中モモ,阿久津隆,須藤謙一,髙城晶平気になる
- 2025年6月23日風の海 迷宮の岸(下) 十二国記小野不由美6/22再読。 白銀まで全部読んでからこの下巻を読むと、頭の中に色々な感情が湧き上がってきますねぇ。 とりあえず、WH版P.30の「戴国の民は気性が激しいので有名だった。本来ならその気質は麒麟の中にも流れているはずだが、なにごとにも例外というものはある」がシリーズ全体のフリだったなというのが一番の感想です。 延王を主役にした小芝居、あれ、景麒が雁まで行って相談したら延主従がノリノリで企画したんでしょうねぇ。
- 2025年6月23日風の海 迷宮の岸〈上〉 十二国記小野不由美6/21再読。 白銀まで全部読んでから『風の海〜』を読むと、泰麒が可愛いけどこの後を思うと辛いの繰り返しでした。 『月の影〜』が異界から連れてこられて王になるまでの話なら、『風の海〜』は異界から連れてこられて王を選ぶ話で、この2つを読むと常世の世界にいきなり連れてこられて国の命運を握る大役を押し付けられた二人を通じて王と国、麒麟と王、麒麟と天の関係が説明される、いわば十二国記の基本設定を解説してくれるお話です。 上巻はとにかく景麒と泰麒のやり取りが好き! 小さい子の扱いに慣れていない平常運転の景麒が女仙達にめちゃくちゃ小言を言われていて笑ってしまう。 泰麒の前は景麒が20年以上蓬山公だったはずなので、そりゃ女仙達も泰麒を甘やかすよねと納得でした。
- 2025年6月23日
- 2025年6月23日
- 2025年6月17日月の影 影の海〈下〉 十二国記小野不由美,山田章博読み終わった再読中6/15再読。 下巻は今回も一気に読みました。 陽子、本当に上巻の辛いあれこれを乗り越えて強くなった。ミュージカルPVに「ぜったいに負けない」「強くなりたい」を選んだ公式GJ! 小野先生がガイドブックのインタビューで下巻の陽子に至るために辛い体験が必要だと仰っていたけど、改めて読んで納得しかありません。 二度目でも楽俊が本当に良い人、いやねずみ(?)で、障りがあるあの場面は本当に好きだし、延王尚隆が登場シーンからカッコ良すぎるし、延麒六太がまだ陽子に心を許しきっていなくて、でも可愛いなとか、景麒が囚われの姫だなという感想に変わりはないけど、今回一番わかるな〜と思ったのは塙王でした。人間誰しも持っている気持ち、扱い方を間違えるとこうなるんだな、と。塙麟がただただ気の毒。 読む度に新しい発見がある、多くの人が人生のバイブルという理由がわかる気がします。
- 2025年6月17日月の影 影の海〈上〉 十二国記小野不由美,山田章博読み終わった再読中6/15再読。 二度目なので先が見えている分初読の時ほど辛くはなかったけど、それでも上巻は読むスピードが上がらないですね。 蓬莱に迎えに来た時の景麒が不審者過ぎて、あれはどう考えても陽子の対応が普通だろうと思いつつ。廉麟も蓬莱に麒麟がいるのが当たり前と思っていそうだったからああなるのだろうか。 陽子が妖魔を切り刻んでみたけど臭いがダメだったのくだりで、ダンジョン飯の皆さんなら食べられる程度になんとかしてくれそうと思ってしまった。
- 2025年6月10日魔性の子 十二国記小野不由美再読中十二国記を全巻読んでから再読。 全てを知ってから読み直す『魔性の子』は初読の時とまるで違う印象でした。 作品の時間軸としては『魔性の子』ラストから『黄昏の岸〜』ラストを経て『白銀〜』に突入だと思うと色々辛い。でも、『白銀』の泰麒を造ったのはこの時の経験なんですよね。 とりあえず、冒頭広瀬が出てきた時にめちゃくちゃ感謝しました。
- 2025年6月10日
- 2025年5月31日積ん読の本石井千湖気になる
- 2025年5月24日
- 2025年5月20日世界でいちばんやさしい 教養の教科書[自然科学の教養]fancomi,児玉克順読み終わった5/18読了。 新幹線の車内で4時間弱。 前半の物理学、量子論、宇宙の章がすんなり読めたのは、多分『三体』読んだ時に簡単な入門書を数冊読んだおかげかと。 今回一番頭に入ってこなかったのが7章の化学だけど、これも別の機会に理解できるといいなぁ。 全体的にやさしい言葉で説明している読みやすい本でした。
- 2025年5月15日
- 2025年5月10日
- 2025年5月10日カメラはじめます!こいしゆうか,鈴木知子買った積読中
- 2025年5月10日
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