チボー家の人々(1)

チボー家の人々(1)
チボー家の人々(1)
ロジェ・マルタン・デュ・ガール
山内義雄
白水社
1984年3月1日
2件の記録
  • miporingo
    miporingo
    @miporingo
    2025年1月20日
    ジャックもダニエルもまだ14歳。いとおしくて母のような目線で読んでしまう。なので、帰宅したときの二人が、それぞれの家族から真逆の出迎えられ方をするところでそれぞれに違う意味でグッときてしまった。ジャックの父よ、息子を愛しているのならもっと胸襟を開いて彼を受け入れてと思うのだけれど、父の沽券とプライドがそれを許さない。それだけでなくさらに、ジャックはその父が設立した少年感化院に送られてしまうことになる。一方ダニエルの母はただ息子を抱きしめて涙を流し再会を喜ぶ。こういう違いが子どもたちの感性や今後の生き方に影響を及ぼさないはずがない。これからどんな人生を送ることになるのか、というところで第一巻はおしまい。 本編はもちろんだけれど、店村新次さんのあとがきがよいまとめにもなっており着眼点もすばらしく、全巻通してよい教科書になってくれる予感。
  • ナフリ
    ナフリ
    @harnafri
    2025年1月3日
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