鯛の鯛

4件の記録
仲西森奈@mit_valentin2026年3月9日読んでるどりこの"毎夏、七月になると講談社から、「どりこの」という飲みものが、形のよい瓶詰でたくさん送られて来ていた。私の小学生の頃から戦争まで続いていたと思う。[……]味はカルピスに似ていたように覚えているが、色は今のヤクルトと同じうす茶色であった。水で三倍ほどにうすめて飲む。" 室生朝子『鯛の鯛』所収「どりこの」p.82(紅書房) なんだその飲み物は、と調べたら、講談社が滋養強壮の清涼飲料水を販売していた時代があったことを知った。戦中は軍需品にもなったらしく、東京には「どりこの坂」という坂もあるらしい。Wikipedia「どりこの」ページに書かれた販売経緯がめちゃくちゃおもろかった。
仲西森奈@mit_valentin2026年3月8日読んでる朝子は父・犀星の食生活に対して「決して贅沢ではなかった」みたいなことを書いてはいるけれど、令和のいま読むとそうとう贅沢(というか偏屈)。炊き込みご飯や五目ご飯の類は白米の純粋な味わいや輝きが消えてしまうから口にしなかったそう。言いたいことはなんとなくわかるけど、繊細すぎてめんどくせぇよ、犀星(そこがまた愛すべき点でもあるのだが)

