ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF)

ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF)
ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF)
グレッグ・ベア
小川隆
早川書房
1987年3月10日
1件の記録
  • 読み終わった! もともとサイバーパンクSFを求めていたので、むしろSFというより詩的なパニックホラーのような感じの本書は、個人的にはそこまで好みではないかもと思った。 でも話の展開が面白くてぐいぐい引き込まれるし、突飛な設定や展開も「そうはならんやろ」と思えないような真実らしさを感じられて、そういうストーリーテリングの巧みさはいわゆる同時代のサイバーパンクSFが「読みにくい」とよく言われるのと対照的かも。とはいえ科学的な冷徹さとえらい感傷的な人間愛(?)が同居しているこの感じ、すぐれたSF作品に特有の満足感!(これがSFマインド…?) あと巻末の訳者付記にあったバックミンスター・フラーの逸話が面白かった。
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