

そろんご
@Solongo_32
好きな本は翻訳SFとかミステリ、英語圏のヤングアダルト文学など。あと良質なLGBTQ+表象のある作品ならなんでも。
主にマストドンでつぶやいています。
- 2025年5月23日全滅領域 サザーン・リーチ①ジェフ・ヴァンダミア,酒井昭伸読み終わったエイリアン侵略SFものとは思えないほど内省的な小説で、ほとんどが主人公一人称の地の文になっていて、いわゆる信頼できない語り手的な部分もあるものの、科学者(生物学者)という設定に相応しい冷静な筆致で安心して読めた。好みの作風だった。 翻訳の都合もあると思うけどキャラクター(ほとんど女性だけ)の会話文が「〜だわ」「〜のよ」の役割言語調になってて、元軍人の人だけ「〜だ」みたいになってたりしたけど、科学者というキャラクターにあってなくて若干ジェンダーステレオタイプなところがあるように思われて気になった。(SFジャンルの翻訳は女性の会話に役割言語を使いすぎる傾向があると思う。)
- 2025年5月18日
- 2025年5月17日言語都市チャイナ・ミーヴィル,内田昌之読み終わった特殊な異星文明が前情報なしにバンバン出てきてわざとらしい説明セリフみたいなものも一切ないから読むの大変だった…。過去の話と現在(?)の話が並行して語られるのも混乱する。でも200ページすぎた頃からちょっとずつ色々分かりだして物語も転がり始めるし、そっかこういう意味だったんだって気づきがあって最後は分かりやすくなって読後感とても良かった☺️エイリアンが出てくるSFはいっぱいあるけど、見た目だけじゃなくてこういう精神構造が全く違うやつが出てくるの好きなんよね。スターウォーズの宇宙人とかは人間に都合よく生み出された感がありありなので。。。
- 2025年4月21日言語都市チャイナ・ミーヴィル,内田昌之読み始めた冒頭からいきなり分からないSF固有名詞がばんばん出てきてついて行くのが大変💦FF13のミーム思い出してしまった。(パルスのファルシのルシがコクーンでパージ)
- 2025年4月17日第六ポンプパオロ・バチガルピ,Paolo Bacigalupi,中原尚哉,金子浩読み終わった全部読むの時間かかっちゃった。短編集ってお話が次どうなるか知りたいっていうぐいぐい読んでいく意欲がぶつ切りになってリセットされるから…。 全体として近未来環境ディストピアSFって感じなんだけど2007年発表だからもう20年近く経ってるのに全然「本当にこうなりそう」感が薄れてないのがすごい。怖い😨
- 2025年4月3日第六ポンプパオロ・バチガルピ,Paolo Bacigalupi,中原尚哉,金子浩読み始めた第六ポンプ、読み始めたけど短編集だったのか!SFの短編集って作家にとってアイデアを展開させる重要な場であることは理解するけど、読者としては苦手なんよね💦続きが気になって満足感が低いから💦すでに一編目の続きがめちゃ気になってる!
- 2025年4月2日重力が衰えるとき (ハヤカワ文庫 SF エ 3-1)ジョージ・アレック・エフィンジャー読み終わった読了!サイバーパンクSF×ハードボイルド探偵ものみたいな趣で面白かったし、80年代の本なのでいろいろ表現に難はあるけど全編通してクィアな表象が出続けるのも良かったと思う。こういうジャンルって案外伝統的性役割に囚われがちだから…。主人公のマリードはサイバーパンク世界のフィリップ・マーロウって感じなんだけど、その恋人がトランス女性(?)であるっていうのが良かったんよね。 あと電脳手術で体にソケットを作って外部媒体を差し込むことで人格を入れ替えたり肉体的機能を調節したりするの、今となってはよくある設定かもだけど、ジェームズ・ボンドやネロ・ウルフなど架空の人物の人格もインストールできるというのが面白かった。
- 2025年3月26日
- 2025年3月23日
- 2025年3月20日順列都市(上)グレッグ・イーガン,山岸真読み終わった順列都市(上)、全然意味分からない!💦まだ物語が始まってもいなくて世界設定とかの説明に終始してる感じ。でも最後にクリスハンガーがあるのですぐ(下)を読みたくなる…
- 2025年3月11日
- 2025年3月10日ブラッド・ミュージック (ハヤカワ文庫SF)グレッグ・ベア,小川隆読み終わった読み終わった! もともとサイバーパンクSFを求めていたので、むしろSFというより詩的なパニックホラーのような感じの本書は、個人的にはそこまで好みではないかもと思った。 でも話の展開が面白くてぐいぐい引き込まれるし、突飛な設定や展開も「そうはならんやろ」と思えないような真実らしさを感じられて、そういうストーリーテリングの巧みさはいわゆる同時代のサイバーパンクSFが「読みにくい」とよく言われるのと対照的かも。とはいえ科学的な冷徹さとえらい感傷的な人間愛(?)が同居しているこの感じ、すぐれたSF作品に特有の満足感!(これがSFマインド…?) あと巻末の訳者付記にあったバックミンスター・フラーの逸話が面白かった。
- 2025年3月10日
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