Re文庫 壁の男
2件の記録
かる@karu2026年1月11日読み終わった北関東の田舎町、家々の壁が子どもの落書きのような稚拙な絵で埋め尽くされ話題になっている。ノンフィクションライターの「私」はその絵を描いているひとりの男の半生を取材しようとするがーー 読者にだけ明かされていく、記事には残されない「平凡な男」の善良で孤独な人生に強く惹きつけられた。 ライターの調査と男の回想が入り交じり、絵が描かれるようになった背景が読者に明かされていくのだが、単なる感動秘話でなくミステリとして一筋縄ではいかない展開に最後までグイグイ読まされた。 こんなに面白く胸を打つ本が書店から消えていたということに衝撃を受けた。この本を選んで復刊してくれた文教堂の書店員さんまじでありがとうございます。
