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乖離
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@karu
ぬーん
  • 2026年5月15日
    キッチン常夜灯 (角川文庫)
    美味しくて温かくて誠実なお話だった。 ファミレスチェーンの店長を女性活躍の一環で若くして任された主人公の仕事へのスタンスの変化も良かった。 責任に潰されそうになりながら着せられた「店長」の鎧、常夜灯に通ううち自分の仕事の意味を見つめ直し励、やがて適度に鎧を脱ぎながら前向きに仕事に取り組めるようになるまで。 シェフが作る常夜灯の料理がどれも美味しそうでお腹空いちゃう。
  • 2026年5月14日
    生きのびるための事務
    生きのびるための事務
  • 2026年5月8日
    ホームページ
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  • 2026年5月4日
    戦場のメリークリスマス
    私が映画「戦場のメリー・クリスマス」を観たのは、すでに往年の名作として散々評価され尽くした後だった。 公開前の出演者や制作陣、関係者らの声は、撮影時の興奮や交流を鮮やかに伝えてくる。 印象的だったのはデビットボウイと蛾のエピソード。 p.35/吉見佑子文 この時、ちょっとしたエピソードがあった。 ライトにひかれて大きな蛾が飛んでてきたのだ、スタッフが 追っ払おうとしたが、蛾の方はすいすい抜けて、この場所から出ていこうとしない。たまりかねたスタッフが止まった蛾を殺そうとホウキのようなものを振り上げた時、ボウイはそれを止め、被っていた帽子を蛾にかぶせでにっこり。 余裕あるポーズだった。なんとなく、ほのぼのとした空気が流れた。 このリハーサルのあと、この蛾をどうしたのかは 見そこなったけれど、私はこれでやはりこの人はスターなのだと感じた。 デビット演じるセリアズが地中に埋められた際にその顔の上を蛾が飛び回るよう提案したのもデビットらしい。(p.52参照) 奇妙で美しいシーンだ。 先の引用時に捕らえた蛾なのだろうか。 スターの姿というのは多面的で捉えどころが無い。たくさんの人に見つめられ語られるほどに分裂していくような気がする。 スクリーンの上の役を演じる姿も、撮影所の南の島の姿も、語り手によって異なる像を結ぶ。 ましてや遅れてきた一観客に見えるのは蜃気楼のような「スター」像だけだ。 デビットボウイも坂本龍一も亡くなった今、映画という新しい表現を開拓しようとしていた若き日の彼らの姿をテキストで読めるのは不思議な感じだった。
  • 2026年5月3日
    童夢 (アクションコミックス)
    団地で起こる連続不審死。 昔読んだのが忘れられず、帰省したのでせっせと引っ張り出して読んだ。 画力もストーリーも圧倒的。 団地の暮らし、噂話、崩壊、不気味さ。 初めて読んだときは小学生とかだったので、あまり内容を理解せずに読んでいた気がするけど、童夢のタイトルの通り印象深い悪夢のようにずっと引っかかっていた。
  • 2026年5月1日
    きょうは なにきる?
    本屋で見かけたかわいい絵本
  • 2026年4月30日
    夜は短し歩けよ乙女 愛蔵版
    うつくしかわいい最高の装丁。 箔押し、箱入り、小口印刷に鮮やかな見返し。 しっかりだるまグラスも買っていましたが、連休に入りようやく開封しました。 赤玉ポートワインで乾杯。愉快愉快。
    夜は短し歩けよ乙女 愛蔵版
  • 2026年4月30日
    カフネ
    カフネ
    不妊治療がうまくいかず、離婚さらには愛する弟を突然喪い失意の底にいた薫子。無愛想な弟の恋人せつなの料理を機に生活を立て直した薫子は、家事代行サービス「カフネ」のボランティアに携わるようになる。「カフネ」を通して薫子は、自身の傷、いつも柔らかい笑顔を見せるばかりだった弟の姿、そしてせつなと向き合っていく。 p.67 「あなた・・・・・・魔法使いみたいね」 「かわいいこと言うんですね」 最初は反目しあっていた薫子とせつなが、次第に打ち解けていき、名前のつけがたい関係を紡いでいくさまが愛おしい。 p.111 「未来は暗いかもしれないけど、卵と牛乳と砂糖は、よっぽどのことがない限り世界から消えることはない。あなたは、あなたとお母さんのプリンを、自分の力でいつだって作れる」 そしてご飯がとても美味しそう。 自分の手で自分や誰かのために食事をつくれる力、今日眠る場所を居心地のよいものであることが、どれほどにかけがえのないものかと思う。 p.138 生まれてくることがいいことなのか私にはわからないし、子供本人に自分が育つ環境も選ばせずに、こんなにどんどん壊れていくような世界に何十年っていう人生を背負わせて生まれさせる。それは、すごく理不尽なことだと私は思います」 (中略) 「でも、薫子さんを見ていると思います。この人は、生きていくことには価値があると信じているんだなって。もしも子供を持ったら。その子を幸せにするために全力で闘うんだろうし、そんな人のところに生まれる子はもしかしたら、『生まれてきてよかった』と思うのかもしれない」 一応自立した生活ができるようになって、子どもを持つということが、少しずつ選択肢として現実味を帯びてきた。 定まらない未来への漠然とした不安や欲望。まだ充分に考えられていない中で、身につまされるような、少し希望を持ってしまうような。あんまりまとまってないですが今読んでよかったと思った。 と同時に、少し冷めた目で、亡くなった人の意思が朧げにも見えてきたり、離れていった人と誠実に対話出来たりするのは、これはフィクションだからで、現実には、亡くなった人の心を知ることは出来ないし、目の前にいる人の真意すら聞けないことも多いと思う。 それでも、できる限り口を開き、手を差し伸べたいと思ってしまうのが、人の性であればいいな、そうありたいなと思う小説だった。 最後に祈りのような一節を引用。 p.227 誰かが泣いている時、「助けたい」と願う気持ちは、誰もが持っていると私は思うのよ。そう信じてる。 (余談:たまたま同日読み終わった『火星の人』も、地球の何十億の人びとの「助けたい」という気持ちが火星に一人取り残された男を救った話だと言える。災禍の多い世界ですが、こうした善性が力を持つ世界を次の世代に残したいとか分不相応に壮大なことを思いました)
  • 2026年4月30日
    火星の人〔新版〕 下
    火星の人〔新版〕 下
    映画化されたときに「火星で鉄腕ダッシュ」と話題になったのを目にしていました。帯には「科学を希望に変えるサバイバルSFの最高峰」と謳われています。まさしく! 嵐に見舞われ一人火星に取り残されることになった宇宙飛行士で植物学者でエンジニアの主人公。 彼は、火星でジャガイモを育てたり、テント付きキャンピングカーを工作してドライブしたり、生き抜くために驚くべき創造力を働かせ…… ドリルの置き場所を間違えるといったうっかりミスで電子機器を焼き尽くす窮地に陥り…… しかし、けっしてユーモアを忘れない(信頼する船長の音楽の趣味にケチをつけることや、 全世界に公開されるNASAへの通信でギャグを飛ばすことをけっして忘れない)魅力的なキャラクターです。 主人公と分かたれたクルーたち、NASAや地球の科学者たちの協力もドラマティック。 正直に言うと、私は算数が苦手なので数字が出てくる部分はおおよそ「なんか賢い計算」と読み替える駄目SF読者ですが、アンディー・ウィアーの描く主人公はそうした読者にも大変親切。 例えば、主人公が消費電力量を節約、計算しなければならなくなった際に"キロワット時・毎ソル"を表す新しい単位を"パイレーツ・ニンジャ"にしたのは最高でした! おかげで私の理解の及ぶ範囲でも「熟考、ひらめき、なんか賢い計算、悪態、三・六パイレーツ・ニンジャ節約!」と、大変楽しく読めるわけです。 このように、とてもエンタメ的でありながら、訪れる危機的状況が隕石衝突のような天文学的確率のヤラセ感がないことも説得力を増して素敵!(これは文庫解説でSF評論家の中村融氏が分かりやすく触れています。文庫版を手に取った方はぜひそちらを読んでください) アンディー・ウィアーのおかげで、子どものころに宇宙図鑑とか子ども向けの科学雑誌を読んでいたころの気持ちを思い出し、近頃個人的にSFブームが再燃しています。 わくわく!!!
  • 2026年4月29日
    火星の人〔新版〕 上
    火星の人〔新版〕 上
    映画観て筋書きは知ってるけど、SF濃度高くて面白い。
  • 2026年4月25日
    死にたがりの君に贈る物語
    Mさんに借りた
  • 2026年4月23日
  • 2026年4月22日
    AIを美学する(1076)
  • 2026年4月21日
    ごく短い小説の研究
  • 2026年4月19日
    えーえんとくちから
    穂村弘が解説で透明感とやさしさがあると書いていた。わかる。 ふわっとしたイメージだけど、笹井宏之の歌には返信したくなるような余白がある気もする。 以下、特に好きかつあまり引用されているのをみたことない歌を✍ いつかきっとただしく生きて菜の花の和え物などをいただきましょう p.124 生きてるうちはなんとか生活をやっていきたい。
  • 2026年4月16日
  • 2026年4月16日
  • 2026年4月16日
    失敗のクィアアート
    失敗のクィアアート
    Y氏から
  • 2026年4月16日
    ジーヴズの事件簿(才智縦横の巻)
    ジーヴズの事件簿(才智縦横の巻)
    ポンコツ主人と、スマートな従僕ジーヴズの事件簿。 主人のバーディがジーヴズに泣きつくさまはドラえもん的お約束のようす。 ただしジーヴズはドラえもんと違って、ひみつ道具で華々しく解決するのではない。バーディがめそめそしているのをしれっとあしらいつつ、観察眼と機転を利かせて、気づくと巧みに事件を解決に導いている。 皮肉屋の英国紳士って感じで魅力的だ。 舞台は二十世紀初頭のイギリス。長閑な貴族階級のお家柄の周辺人物たちが主な主人公の翻訳ミステリ……と書くととっつきにくそうだけど、上にも書いた通りドラえもんみたいなもんで、とってもエンタメ的で面白かった。 激怖のアガサ叔母や、恋多き友人ビンゴなど、周囲の人びともキャラが立ってるので名前覚えるのが苦手な私も勢いで楽しめて助かった。 ウッドハウス作品もっといろいろ読んでみたい。
  • 2026年4月14日
    編むことは力
    編むことは力
    エコノミストの著者は、経済的苦境と精神的苦悩に面したとき、編み物と人類、女性たちの親密で壮大なストーリーの数々に癒しを見出した。 編み物は優れたメタファーである。 この本を読んでいると、あらゆる時代や土地で編み物が癒しやケアやエンパワメントといった力を発揮していたことが分かる。 私は本当に手芸頑張ります苦手で、マフラー一つ完成させるのにも苦痛を感じる質なんですが、いずれ黙々と糸に意識を集中させることに救われる日が来るかもしれないと思う。 選択肢が増えた。
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