もしものせかい

5件の記録
- あきば/読書好き芸人@akbchof2025年9月7日読み終わった別れることはさびしいことや悲しいことじゃないんだよ、というヨシタケさんの優しい声が聞こえてくるような本。 主人公の男の子の(おそらく)作った人形みたいなものを連れ去ってしまうところから始まるお話。 もちろんそれは比喩なんだけれど、つたわるものがあるんだよなぁ。 子どもがモノを手放すのが苦手なのだけれども、この本に触れて、モノを手放しても大丈夫なんだよって気持ちに少しでもなってくれたら良いな。 …本に託さず自分で根気強く伝えなきゃダメか。笑
- しの@shino32025年3月10日かつて読んだヨシタケシンスケ作品の中でも、この赤ちゃんとママ社から出ている本たち(もしものせかい、にげてさがして)は「大人こそ読むべき」という内容になっている。(「赤ちゃんとママ社」なのに…) 「もしものせかい」は、大事な存在と別離(喪失)した主人公に向けて、失われた存在側が語りかけ、やさしく諭すような内容となっている。 グリーフケアを絵本の形でやっているような、稀有な作品だと感じた。ずっと大切に持っていたい一冊。