マークスの山(上) (講談社文庫)

5件の記録
楡@etemotust2026年5月2日読み終わった再読10年ぶりくらいに再読。合田の初登場シーンでこんな人物描写だったかと思わされる。記憶のなかの合田はとにかく寡黙だったので、(当たり前だが)警察という特殊組織特有の傲慢と鬱屈を持っていて、恫喝し怒鳴り功を急ぐ人物だったか〜としみじみ。一方で、合田の奥にあるひたむきさと誠実と、犯人である人物の明晰さが明滅する不安定さが、細密と重厚の奥にある高村薫的ロマンチシズムだな〜と個人的に思う。 最高にロマンチックだ。
