カルトローレ

4件の記録
lele@lele_lemon2026年1月5日読み終わった感想きび色の砂漠、宙をゆく船、開かない本、火で発芽する種子、クロシェの編み図。 まるで共通点のない要素が、いつしか壮麗なコラージュになる。そこへ、美しく謎めいた男たちと、魅力的な食事が色を添える。 寓意的な表現が多く、肝心なことほど仄めかされる。もどかしさもあるが、行間を読むのはまさにクロシェの編み目を紐解くようで心地よい。読後はなんともいえない清涼感。 砂漠を旅して、美味しいものを食べたくなる作品。
翠@noctambulist2025年10月9日読み終わったきび色の沙漠にて繙かれる、航海日誌カルトローレ。空をゆく船の乗員であったタフィが目にする、縹渺とした世界のすべてに陶然とした。神秘や幻想の類はどこか閉ざされたものであるように感じていたけれど、内ではなく外へと向かってゆくこともできるのか。
