皇帝たちの都ローマ: 都市に刻まれた権力者像

皇帝たちの都ローマ: 都市に刻まれた権力者像
皇帝たちの都ローマ: 都市に刻まれた権力者像
青柳正規
中央公論新社
1992年10月1日
5件の記録
  • 第五章 都市機能の充実-五賢帝の時代 第六章 王朝都市-セウェルス朝の目論見 第七章 永遠の都-都市に刻印される歴史 【感想】 ローマという都市を、カエサルの登場前史からコンスタンティヌスの遷都まで、簡潔に描いてみせた通史。(図版も多くて助かったが、年表は欲しかった) 面白いのは、皇帝たちの「政治的言語」として造営建築事業を説明していく視点で、単なる皇帝列伝(エピソード集)にはなっておらず、一貫して「都市ローマ」に叙述を集中させているため読みやすい。 また、歴代の皇帝を描いていく、その挿話の出し入れも多すぎず少なすぎずと絶妙で、どの皇帝もその個性・能力・偏差がよくわかった。なので、ローマ皇帝列伝としても面白く読める。コンパクトに通覧できるので今後も重宝しそうだ。 それにしても、斜陽を迎えたローマのくだりを読んでいて、現代世界を思わずにいられなかった。とくに、「パンとサーカス」だけを求めるローマ市民の姿に、わたしたち現代人が重なって見えてきたのだった。
  • 第四章 横溢の都-フラウィウス朝の時代
  • 第三章 新都市整備計画-ネロの光と影
  • 第一章 壮麗な都へ-カエサルの野望 第二章 秩序ある都-アウグストゥスの政治
  • とりあえず、ハドリアヌスの項を読む。
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