近親殺人

近親殺人
近親殺人
石井光太
新潮社
2024年1月29日
2件の記録
  • 慎
    @sin_gt91
    2025年1月21日
    日本の殺人事件の半数以上は家族など親族によるものらしい。 家族なのにとも思うし、家族だからこそとも思える。 生きていく上で最初のコミュニティであり最小単位のコミュニティである家族。 その言葉からはどこか温かかったり優しかったりそんなイメージが漂う。 しかしそんな家族が抱える悩みや問題というのはなかなかそこから外へとは出ていかないように感じる。 だからこそそこで煮詰まってしまえば最悪の結果まで引き起こしてしまうのだろう。 家族の問題と言えどそこには介護等福祉や社会的な問題が内包されることもある。 簡単に解決できるような問題ではないだろうが、最悪の事態も辞さないほどの苦痛と共に生活しなければいけない家族が今もどこかに存在するというのが現実なのである。
  • 橘海月
    橘海月
    @amaretto319
    2022年2月6日
    介護殺人、引きこもりの殺害、貧困による心中、精神疾患に苦しむ被害者と加害者、身近な家族ゆえの悲劇…。内容は重く、この先の破綻をわかっていてもなおページをめくる手を止められない。事態を回避できる術があっても、渦中の当事者は必死過ぎて気づけない。そこが切ない。 実際に起こった事件で詳細が描かれるが、当事者の実名は伏せられている。それでもいくつかは記憶している事件があった。幼い子供が亡くなる事件は特に辛くて、ニュースとして流れていたそれより背景がわかるとより残酷に感じた。当時も思ったどうして?がやっぱり心に浮かんで。どうして?が虚しい。 殺人を犯してしまった人がどこにでもいそうな誰でもあり得そうなケースが多く、いつそうなってもおかしくないという恐さがあった。結果として加害者となった人の多くは、長年暴力に晒された被害者でもあり、被害者を救うためにはまず彼らを救い、殺人の選択肢を消さないとと感じた。
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