神曲 天国篇
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芦戸@acidgoodluck262026年1月9日読み終わった読了。世界で最も著名な詩人の一人であり、現実に敗北し続け、それでも1万4千行を記しきったダンテ・アリギエリ。私は彼を、偉大なる友人のように思われて仕方がない。『神曲』は、神を巡る省察であり、人間を巡る物語だった。 訳者によるあとがきも素晴らしい。地獄、煉獄、天国を巡ってきた私の胸を、ずどんと打つような締めくくりだった。楽しい読書だった! とはいえ、やっぱり天国篇は、特に読むのが一苦労ではあった。神学、哲学、そして神秘的な終盤は、人間模様をどこかドラマティックに読めてしまう地獄篇、煉獄篇と異なり、取っつきづらさがある。 けれど、読めて良かったことに変わりなしです。



