そもそも恋愛の機微を汲むことがすごく苦手であるので女性たちが源氏たちに惚れる気持ちは理解できていないのですが、私は女の地獄の話に思えました。 男を拒んでも自室に忍び込んで来て、「これ以上ひどいことはしない」と言いつつ恐怖で声も出ないところを無理やり捕まえられて、それが周りに知られれば女側が「幼稚だ」とか責められたりする… 女性たちが結構しっかり拒んで嫌がっているところも描写されているのに… 女房が相手の身分に押されて仕方なく部屋に通すところもめっちゃ苦しい。 現代なら犯罪だけど、これが1000年の昔からずっと続いてきているかと思うと絶望すらある。 この地獄がずっと身近だったから1000年伝わってきたのか？とも思いました。 ほんまにそれでその男が好きなんですか！？他にどうしようもないから仕方なく！？苦しすぎるだろ これが恋愛だって言うなら女が嫌がってる感情は何のために存在するんだ

パロディである私本源氏3冊を経てようやくメインの新源氏へ。先に田辺先生ワールドに親しんでいたからかするする読める…読みやすい源氏で一気に全巻読破した。源氏物語って訳者によって文体の合う合わないがあると思う。一度挫折してもまた別の訳者の源氏物語にチャレンジしてほしいなと思います☺️