ピーター・ドラッカー

10件の記録
- torajiro@torajiro2025年6月7日読み終わった非営利組織に関わる中でドラッカーの言葉を紹介する場面はこれまで何度もあったが、ドラッカー自身の人生については本書で初めて知った。ドイツ系ユダヤ人の家庭で生まれ、WW1、ナチス体制下で育ち、イギリスを経てアメリカへ。キルケゴールの実存主義や日本の水墨画などの影響など知らなかったことが多く、人や組織に対する眼差しや期待がどこから来ているのかが少しわかった気がする。
- todd@todd2025年4月26日読み終わったラストちょっと泣いた。 「 「祈りは問題解決に役立たない」と『非営利組織の経営』で彼(ドラッカー)は述べている。さりげなく重大な考えがそこに表明されている。 ビジネスパーソンも、子育てする人も、学生も、介護を受ける人も、あらゆる人々が、日々格闘している。キルケゴールによれば、神とこの世界の間で引き裂かれているのが人間だからである。そのような人々への助力を彼は進んで行った。神の国には彼の仕事はなかった。魂の救済は彼でない誰かの仕事だった。宗教や信仰をめぐる考え方はしばしば冷淡に見えるが、それだけ真剣に彼が本業にこだわった証とも言える。」
- todd@todd2025年4月26日読み終わった名著なのでは。抑えた筆致の中に染み出す熱情、リスペクト。 すっかり世に行き渡った、ある種の自己啓発の提唱者だけど、その根っこにキルケゴールの実存主義があったというのがグッとくる。