八日目の蝉 (中公文庫)

八日目の蝉 (中公文庫)
八日目の蝉 (中公文庫)
角田光代
中央公論新社
2011年1月25日
10件の記録
  • こはく
    こはく
    @nqou-book
    2025年8月24日
    これぞ小説。 一つの突発的な行動から事件に関わる人すべての人生が狂っていった。 親の業を背負わされた薫だけど、光の見えるラストが良かった。
  • こちゃ
    こちゃ
    @cocha_book
    2025年8月14日
    映画があるのは知りつつもほぼ前知識なく読んだ。 誘拐はもちろん犯罪だけど、それに至るまでの背景とか諸々知ってしまうと何ともいたたまれない気持ちになる。 薫を育てている間の慎ましいけれど幸せに満ちた生活。と共に押し寄せる罪悪感と危機感。 薫が大人になってからの描写が特に秀逸すぎて、何度も鳥肌が立った。 確かに思い出は遠ざかるほど色濃くなる。 希和子にとっても薫にとっても、あのたった数年間の記憶がこれからの生きる糧となり道標になるんだろうな。
  • こちゃ
    こちゃ
    @cocha_book
    2025年8月10日
  • こちゃ
    こちゃ
    @cocha_book
    2025年8月8日
  • 72gon
    @72gon
    2025年6月9日
  • Yukki
    Yukki
    @r______
    2025年3月12日
  • haku
    haku
    @itllme
    2024年8月22日
    初めて角田光代さんの本を手に取った。 何故かわからないけどこのタイトルに惹かれて。 読み始めてからすぐにおかしいと思っていた希和子の行動に自分が少し感情移入しているのがわかった。 彼女とともに薫を抱き抱えて走ってる感覚。 犯罪のはずなのに自分の両手の中にいる子どもへの愛には勝てるわけないと希和子を擁護したくなる気持ちが隠せないくらい自分の中にあった。 第1章はあっという間に読み終わった。 それから薫の話が始まる。 驚きだったのが彼女も岸田という男に希和子と同じような関係性を持たされていたこと。 エンジェルホームに千草と出向き、覚えてないと思っていた記憶が蘇ってきたとき。 憎んでいたはずの希和子のことを自分が母親と思い、愛して愛されていたことが大人になった恵里菜に伝わっていたとわかる彼女の文面は第1章をもう一度読み返したくなるような気持ちになった。 最後に希和子が薫らしき人と小豆島へいく船を見ながら過去を思い出す。 "遠ざかれば遠ざかるほど、色鮮やかになる。人の記憶とは、なんと残酷なんだろう" 遠ざかりすぎた希和子と薫は いろんな憎しみを超えて 自分が持っている色鮮やかな、幸せな記憶を抱えたまま生きていくのだと思う。 そんな姿がどうしてもこれからの、今の自分自身に重ねずにはいられなかった。 他の作品も読んでみたい。
  • まみ
    @mami2025
    1900年1月1日
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