太陽を曳く馬

3件の記録
- ni@nininice2025年4月14日再読中何を見ても何を聞いても、この『太陽を曳く馬』に結びつけてしまうほど、常にわたしの思考の終着点にある本。また今日から再読する。春の夜。あゝこともなしこともなし 『墳墓記』を読んだ後なので、少し敏感になってる。 記憶のなかでは雲水たちと寺の周りだけ一切の音がない。まさに墳墓に踏み込んだようだった、あの寺。あの空気。 いったい三年前もこんなふうだったのかと思うほど整ったうつくしい目元をして、たったいま目覚めたかのような清涼さだった。