水やりはいつも深夜だけど (角川文庫)

3件の記録
あおい@booklover_aoi2026年6月14日読み終わったKindle Unlimited@ 自宅Kindleのおすすめに出てきて読んだ本。 初めて窪美澄さんの小説を読みました。 気になってたけど、なぜかずっと読む機会を逸していて。 読んでみて、全部を描かない行間や余白を読ませる方なんだなと感じました。 「お父さん、言葉は少ないけれど、お母さん、お父さんの言いたいことはわかるのよ。やさしい言葉をかけられたって、態度がそうじゃなかったら、なんだか悲しいじゃない。お父さんはね、やさしい人よ。私がそう思ってるんだからいいじゃないの」 こういう本人にしかわからないこと、あるよなーと思いました。 思い込みではなく、事実としてそうある、という類のもの。 この小説の主人公は受け身の人ばかりで、でも他者の言葉や行動から自分を変える力を持っている。 不満を溜め込んだり境遇を嘆くだけじゃなく、方向を変える行動をしていく。 そこに希望や光が見えるような終わり方をしているので、読了感はよかったです。 長編も読んでみたいです。