ツァラトゥストラ

7件の記録
- 芦戸@acidgoodluck262025年9月25日読み終わった読了。超人を目指すことは理想主義的にも映るが、主人公であるツァラトゥストラ自身が作中で迷い、思索を重ね、ついには境地に至るという仮定が描かれていること、詩人としてのニーチェの揺らぎが随所に滲み出ていることから、単に超人ではない今を批判するだけではなく、向上し続ける運動そのものを称揚する、ある意味では実践的な在り方が説かれているように思えた。面白いと思えるかはともかく、現代人にも感じ入る部分があるのではなかろうか。ニーチェは初めて読んだが、人間臭くも情熱を感じる人だなぁと漠然と思った。あと長い。
- RIYO BOOKS@riyo_books2021年11月5日読み終わったしかし独りになったとき、ツァラトゥストラはこう自分の心にむかって言った。「いったいこれはありうべきことだろうか。この老いた超俗の人が森にいて、まだあのことをなにも聞いていないとは。神は死んだ、ということを」