〈男性同性愛者〉の社会史――アイデンティティの受容/クローゼットへの解放

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- amy@note_15812025年3月13日かつて読んだ感想クィア・フェミニズムセクシャルマイノリティ朝ドラ「虎に翼」のジェンダー/セクシュアリティ考証担当である前川直哉さんが書いた本 大正、昭和、そして戦後、同性愛が“タブー”であった時代に、彼らはどのようにして自らを同性愛者だと認識し、何を悩んで生きてきたのかを雑誌への投稿や風俗雑誌へ送られた手紙から拾い上げてまとめた、近代日本の男性同性愛者の歴史の本 メインは男性の同性愛者ながらもレズビアンの情報が少ないこと(資料がほとんど残っていないこと)を指摘し、ジェンダーの不均衡であることを示しており、当時男性同性愛者が結婚して子どもを欲しがったこと、男性同性愛者と女性同性愛者との社会的な建前のための結婚はうまくいかないことが多かったことなどもジェンダーの点から論じており、興味深く読めた