天の夕顔
8件の記録
choco@bananachoco2026年7月27日読み終わったXでオススメされてたこの作品は、解説を読むと作品や当時の状況がわかって興味深い。 この作品は文壇には黙殺されたが、戦後の青年少女には刺さり、フランスを始め海外からも高く評価され、永井荷風や徳富蘇峰、与謝野晶子のような熟達の作家からは推賞される。 精神的に気高く、倫理や節度をわきまえながら、恋焦がれては踏みとどまり、その繰り返しで何十年も同じ相手を想い続けるという純粋さと「痛々しさ」は、当時の美意識に強く響いたのだろう。 子供の学校に電話をかけまくって自宅を調べるという愛が行き過ぎての行動も、彼女が決めた期限まで山に籠って猟師になるという極端な行動も、どうにもならない自分たちの状況に、気持ちの持って行き場がなかったのだろうと思われる。 主人公にとっては、この女性に出会ったことで一生が決まった。 自分がよければそれでいい。 いい意味で。
ne3ui@o-akubi2024年6月18日読み終わった蔦屋家電で気になって昨年か一昨年購入した本。表紙に負けじと文章も美しい。胸が詰まるような気分に終始襲われた。私自身も一度人を好きになるととことん視界が狭くなってしまうため、分かるような部分もありやっぱり分からない部分もあり。周囲の目とかは関係なしに自分自身の気持ちに従い追い続ける人生は、ある人には滑稽にも見えるかもしれないけれど、私はとても良い人生だと思う。そこまで夢中になれるものや人に出会える人の方が、きっと少ない。文章を一つ一つ読む感じで内容が頭に入ってきていない部分も正直あるけれど、読んで良かった。




