「世間体」の構造 社会心理史への試み (講談社学術文庫)

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ちゃたちゃん@kmcxd882026年10月23日読んでる戦後、国家イデオロギーによる世間観は崩壊し、かつてのように大小様々な世間が対立する多様な様相を呈していたが、マスメディアの発達と発信によって、人々が到達し得ない疑似環境が提供され、それによって意識する世間も再び肥大化していった。そのため、本来はソトで無関係の出来事もセケンに引き摺り出され断罪されるようになり、いつしかセケンとソトの境界が曖昧になったという。現代はオールドメディアと揶揄されるように、マスメディアの作る世間と対立するSNSが発達した。ここでは無数の同調的クラスターが、それぞれの小さな流動的な世間を生み出し、エコーチャンバーのように先鋭化し既存の世間とそこかしこで対立している。ただこれはまだ過渡期にあり、ソーシャルメディアの言説が一時流行することもあるが、実態社会における日本の規範意識は、依然としてマスメディア的な世間観が支配しており、ネット世代が世間を塗り替えるにはまだ成熟が足りないように思える。もしくはネット環境では成熟し得ないのか。
ちゃたちゃん@kmcxd882026年10月22日読んでる阿部先生より先に出された世間の正体にせまった試論。なぜ日本は平和で綺麗で息苦しいのかがわかる。これこそ外国人共生圧力がかかる今、日本人が向き合う概念である。
