

ちゃたちゃん
@kmcxd88
読書ノート代わりに読んだものの気づきを書いていきます。
- 2026年11月2日国民道徳概論井上哲次郎読み終わったちょっと開いた古すぎて何言ってるかわからん が、国民の道徳は神道に結びついており、神道の精神は祖孫相続の継承にあるとして、祖先崇拝がその根底にあるそうな。一見宗教的教義が精神性を培ってきたと思いきや、結局は家の制度に内包される価値観なんだろう。
- 2026年10月23日
読んでる戦後、国家イデオロギーによる世間観は崩壊し、かつてのように大小様々な世間が対立する多様な様相を呈していたが、マスメディアの発達と発信によって、人々が到達し得ない疑似環境が提供され、それによって意識する世間も再び肥大化していった。そのため、本来はソトで無関係の出来事もセケンに引き摺り出され断罪されるようになり、いつしかセケンとソトの境界が曖昧になったという。現代はオールドメディアと揶揄されるように、マスメディアの作る世間と対立するSNSが発達した。ここでは無数の同調的クラスターが、それぞれの小さな流動的な世間を生み出し、エコーチャンバーのように先鋭化し既存の世間とそこかしこで対立している。ただこれはまだ過渡期にあり、ソーシャルメディアの言説が一時流行することもあるが、実態社会における日本の規範意識は、依然としてマスメディア的な世間観が支配しており、ネット世代が世間を塗り替えるにはまだ成熟が足りないように思える。もしくはネット環境では成熟し得ないのか。 - 2026年10月22日
- 2026年10月6日
「世間」とは何か阿部謹也読んでる序章と終盤のみ読んだ。 日本の社会集団の特徴は、関係性の中で作られる人間関係(中根千枝)であり、その狭いコミュニティが「世間」といえるものではないか。世間に属さない人間にはすっかり無関心である一方で、世間内には長幼の序、贈与・互酬の原理が存在しており、各人は世間から排除されないように振る舞っているのだと。 - 2026年10月6日
日本人の法意識川島武宜読んでる日本の法律に対する意識についてのみ読んだ。 欧米では、法律と現実をきちんと対立させて厳格に運用することに対し、日本ではあらかじめ運用に関する妥協が予定されており、法律と現実のあいまいな対立の中、実情に合わせた運用がなされる。警察の交通安全週間を周知することで、そのときだけ厳しく取り締まるといったような手心は、初版から時間の経った今でも受け継がれており面白い。なお、筆者はこれが問題と言っている。 - 2026年10月1日
移民と日本社会永吉希久子読んでる日本のような移民の割合が低いときは、ホスト社会の同質的な集団による、異質なものへの抵抗感によって集団的効力感は乏しいが、割合が増えることによるエスニックコミュニティが形成されると、コミュニティ間で共有する社会的資本に投資がなされ、集団的抗力感は上昇するのだ。しかし、異文化の集団が拡大することにより、ホスト社会に関わらずに生活できる環境が形成されると、また別の問題が起こりうる、というようなこと? - 2026年9月13日
移民と日本社会永吉希久子日本の労働市場における技能実習生は、日本人が就きたがらない労働集約的産業への補充と、一企業における単純作業などの日本人が関わらない領域への従事に係る補完の役割を担っている。ミルトンフリードマンは、講演会で、アメリカ経済に都合の良い労働者は不法移民とした。その理由は、社会福祉を受け取れず、労働のみを担うこととしているからである。技能実習制度はある意味、技能移転の名の下にそのような都合の良い労働力の補完として使われていたものと思われる点がなくはない。特定技能制度の開始にあわせ、労働力の移民のとしての生活権利が拡充される中、発生するであろう不都合に対して、日本国民は真正面から受け止める必要がある。 - 2026年9月1日
移民と日本社会永吉希久子移民の受け入れへの経済的影響は限定的である。その中で一番強く影響を受けるのは、低級の労働者層と既にいる移民層であり、補完的な立場にある労働者層には企業資本の蓄積という意味でプラスの影響さえある。 - 2026年9月1日
移民と日本社会永吉希久子読んでる日本が移民を受け入れる国となった契機は、世界大戦後の混乱期と難民条約加入の二つである。日本の移民受け入れ制度のうち、専門職移民については、世界と比して、専門職と言わない人材もそれとして受け入れている。それは、日本と本国を繋ぐため、本国の思考や価値観をもつという専門技能とされ、リエゾン職務として企業に受け入れられている。 - 2026年8月30日
タテ社会の人間関係中根千枝読み終わった丸山眞男によれば、日本社会はたこ壷型であり、両者は混じることはなく、それゆえに思想的に雑種な社会であるとした。縦型社会とはたこ壷のことを指し、行政やメディアがそれをつなぐ役割を担っているはずなのだが、行政もメディアも正当な批評が構造上できないとされるたこ壷縦社会なのだとしたら、日本において、国内の慣習を含めた異文化共生の浸透は不可能なのでは。関わることもなくただそこにあるという秩序を保つことことが日本の社会のあり方であり、最大の強みであると思いましたとさ😸 - 2026年8月30日
タテ社会の人間関係中根千枝日本のタテ社会は一見リーダー偏重の硬直した組織構造にみえて、実は縦間のつながりはルースであり、いわゆるお神輿のリーダーを経由して、あらゆる活動に手を伸ばしうる自由を持っている。序列を守り、人間関係をうまく保っていれば、能力に応じてどこまでも手が出せるし、どんなにでもなまけることもできる。 - 2026年8月29日
- 2026年8月29日
読み込み中...