実力も運のうち 能力主義は正義か?
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Outreka@tokdtr2025年10月22日哲学・思想解説によると、サンデルは、現代社会が掲げる「能力主義(meritocracy)」が公正な社会を作るどころか、人々を分断し、謙虚さや連帯を失わせていると批判し、「努力すれば報われる」という考えが、むしろ人を苦しめているという主張する。 テレビ番組で・サンデル氏が中国、米国、日本のエリート学生に「自分の成功は自分の努力だと思うか」という質問に対し日米は謙虚だったが中国人は1人を除き全員が挙手し、他の人より努力したからだと述べた。日米の学生は😳このような表情をしていた 中国に8年以上住んでいたのでそういう人ばかりではないと知っている。むしろ人格者も少なくない。あまりに不自然で残念だった。 別番組で平野啓一郎・サンデル氏が対談した際に平野氏は「(学歴に偏重せず)もっと能力を細かく評価するべきで、能力主義が洗練されていないから不平が生まれるというようなことを言い真っ向から反対意見を述べサンデル氏もなるほどという感じを受けていたように記憶している。
羽菜@hanai_books2025年5月26日読み終わったこれも夫が図書館から借りてきていたので便乗して読んだ。前から気になってはいたのだけれど。能力のある人が重用される能力主義は、いままでの階級社会ヒエラルキーを能力別に並べ直しただけ(結局不平等)とか、その時代に求められていてかつ希少性の高い才能を持っているというのは運、とか、ふむふむと読んだ。 トランプを支持する人々のメンタリティが社会構造から良く分かる名著。購入しました!

Reino@Reino2025年4月13日読み終わったトランプ再戦への理解の一助として読み始めよう……と思ったら、現実の混乱は4月になっても続くのを見ているうちに、その方面への興味は薄れてしまった。 一方で、自分の仕事・政治への態度への影響を受けるほど、本の内容そのものが面白くて読み終えることができた。 能力主義(アメリカでは功績主義)やグローバリゼーションによる、経済的な意味でない分断がなぜ引き起こされるのか、その思想が生まれ、定着した背景から説明がなされており、分かりやすかった。 解説の方が触れていた、日本での「能力主義」について本もいずれ読む。






