ラクロワ姉妹

ラクロワ姉妹
ラクロワ姉妹
ジョルジュ・シムノン
伊藤直子
瀬名秀明
東宣出版
2026年1月27日
8件の記録
  • 翠
    @noctambulist
    2026年6月14日
    憎みあうことを生き甲斐とする、レオポルディーヌとマチルド。苦痛を知らしめようとして活気づく、エマニュエルとジュヌヴィエーヴ。皆に目を背けたくなるような嫌らしさがある。粗野なソフィーや粗暴なジャックが正常に見えてくるのだから、怖ろしい小説だ。
  • <ロマン・デュール選集>4作目。息詰まる緊張感あふれる筆致で裕福なブルジョワ家庭の内情を描いた心理サスペンスだが、カタルシスが訪れることはない。強い性格の姉と頼りなげな妹の確執がベースにあると思って読んでいたが、最後の最後になって、どうも思っていたのとは逆なのではないかと感じた。監修者の瀬名秀明氏の解説に「もっといい小説になりそうなのに」とあるが、確かに後半はやや投げ出した感がある。
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