ある愛の寓話 (文春e-book)

3件の記録
- Michika@0610shun2025年9月30日読み終わったぬいぐるみや動物など、 人ならざるものへの愛の形を描いた短編集。 偏愛とも純愛ともとれる。 落ち着いた文章なのに 情熱的な愛のあり方を描いていて、 だからこそドキっとなる瞬間が多い印象だった。 対象が何であれ、 愛しんで大切にすることは 自分を大切にすることだとも思う。 大切にしたい愛情は 目に見えなくても言葉にできなくても 確かにそこにあって、 ちゃんと注いだ分自分に返ってくると 思わせてくれる一冊だった。
- ヒヨドリ@hiyodori2025年9月9日読み終わった大きく傷つけられた心は、例え相手を許そうと考えていても、似たような場面には身構えるようになってしまうよね。 また傷つけられるのが、本当に本当に怖いから。 何の恐れも疑いもなく、「彼に愛されている」と心から信じて過ごせていたら幸せなのに。