怪談

5件の記録
- ブックねこ@book-neco272025年10月1日読んでる借りてきた短編集余韻がすごい。 語られなかった部分が気になる。 不思議な出来事が語られ、その後の登場人物の行動や感情には少しも触れられない。 想像するしかない、心をざわざわさせてくるので面白い。 作者も、口話を物語にしているので同じ気持ちだったように感じる。 『茶わんの中』なんて、途中で話が終わってしまっている。「これから先の話は、だれかの頭のなかにあったのでしょうが、このだれかは、百年もまえになくなってしまっています」という。 これを面白い、趣深い、切ないと感じて書き残していたであろう作者と気が合いそう。 そんな作者も百年以上前に亡くなっていて、令和の時代にこんなこと書いている私の文章は、百年後に誰かの目に留まるのかな。
- 佐倉翠@sakurasui9222025年4月18日読み終わったかつて読んだまた読みたい西洋人だった著者が日本人の妻から聞いた数々の怪談話を本にしたもの。八雲のお陰で文学に興味を持てるようになり、八雲が好きになりました。