この春、とうに死んでるあなたを探して
8件の記録
- ラ行@ralirulero2026年6月3日読み終わった場面転換が少なく、ノンストップでするっと読めた。主人公サイドが喪失感に打ちひしがれてるというよりも、(特に主人公が)淡々と喪失した事実を側に抱えているという印象を受けた。電話の件は一番それを強く感じたが、それ以外はそこまでだったので、むしろ電話が主人公の喪失の象徴として描かれていたのかもしれない。小日向の性格が明るくて、矢口と正反対なところ、そんな二人がさまざまな人と関わっていくのが読んでいて楽しかった。良くも悪くも全体的にふんわりとしていた印象。

- 蒼@buddy_462026年3月16日買った矢口弼は38歳、元税理士。離婚を経験して仕事にも疲れた矢口は、中学時代を過ごした南森町にひとりきりで戻る。新しい住まいは、かつての同級生・小日向の営む喫茶店「レインフォレスト」の上階。 外見は変わっても中身は子どものままに騒々しい小日向に矢口は面食らいながらも、少しずつ雨森町になじんでいく。 そんなふたりにもたらされる恩師の死をめぐる謎。先生の死は事故なのか? あるいは、生徒からのいじめを苦にした自殺? 23年前の真実を求めて、矢口と小日向は元クラスメイトを訪ねるが──。 失くしたものも、ふたりでなら見つけられる。喪失を抱えた者たちの人生を全力で肯定する物語。


