戦争と国際システム

戦争と国際システム
戦争と国際システム
山本吉宣
田中明彦
東京大学出版会
1992年1月1日
5件の記録
  • 2週目: 三色ボールペン読書 各章の主張と方法論の確認のために
  • 統計的社会学の面白さと課題がよく分かる本であった。 戦争についての世界レベルの分析を定量的、定性的に行った研究のまとめである。そもそも"戦争"の測定を如何に行うのか、何を基準として定量的に行うのかから始まり、国際システムをモデル化する時に行為者なのか因果関係に注目するのか、合理的選択に従うか行動規則に従うのか様々な仮定がある。それらの仮定に乗っ取りモデルを作り、モデルに入れる資料を選択し、そして他の研究と比較できるのか考える。実に面白い分野だと思った。 同時に理数系の出から見ると統計は行っているものの、果たしてそれが妥当な方法なのか結論なのか伺わしい所はあった。それが社会学の課題なのだろう。ここも興味惹かれるところである。 また国際政治がきな臭くなっている。刊行された1990年代から更にパソコンも高性能になり、質の高い資料も公開された。1度、自分の手で検算を行ってみたい。特に定性的な評価は昨今のAIを駆使した時にどうなるのか気になるところではある。
  • 古い本ではあるが体系的かつ網羅的に国際システムの動きを理解するのに役立つかと思う。また、本書の行動科学的なシミュレーションは私のデータサイエンスの知識とも通じて資するところがあるのを期待したい。
  • koko1212
    @kohiro1212
    2026年3月21日
  • ケムリのように実態を掴みめない国際情勢を如何に掴んで定式化するか、その取組が興味深い。 第1章までは読めた。どの様な枠組みで捉えるのか、何を対象にするのか、どの階層で考えるのか、それぞれの研究の雰囲気を掴めた。定性的/定量的なのか、データ/モデル分析なのか、リアリスト/リベラリスト視点なのか相反しながらもそれぞれの領域の成果が相互に参照しながら進んでいくのだ。 同じ領域の研究でも対象となるものまで異なるのは理系の分野とは異なるかと思った。
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