怪奇!?ドーナツの穴食べ放題男!! "戦争と国際システム" 2026年5月6日

戦争と国際システム
戦争と国際システム
山本吉宣,
田中明彦
統計的社会学の面白さと課題がよく分かる本であった。 戦争についての世界レベルの分析を定量的、定性的に行った研究のまとめである。そもそも"戦争"の測定を如何に行うのか、何を基準として定量的に行うのかから始まり、国際システムをモデル化する時に行為者なのか因果関係に注目するのか、合理的選択に従うか行動規則に従うのか様々な仮定がある。それらの仮定に乗っ取りモデルを作り、モデルに入れる資料を選択し、そして他の研究と比較できるのか考える。実に面白い分野だと思った。 同時に理数系の出から見ると統計は行っているものの、果たしてそれが妥当な方法なのか結論なのか伺わしい所はあった。それが社会学の課題なのだろう。ここも興味惹かれるところである。 また国際政治がきな臭くなっている。刊行された1990年代から更にパソコンも高性能になり、質の高い資料も公開された。1度、自分の手で検算を行ってみたい。特に定性的な評価は昨今のAIを駆使した時にどうなるのか気になるところではある。
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