写楽・考 蓮丈那智フィールドファイルIII(3)
5件の記録
- 芙蓉@fu_rong_282026年8月17日読み終わったp.231「民俗学は孤独な学問だ。調査と研究の果てに見つけるべき答えは、自らの中にしか存在しない。」 p.233「見える絵が見えなくなるとき、見えない絵が見えてくる」 蓮丈那智を見ていると分野は違えど自分が学生の頃に教わっていた凛とした女性の教授に「その根拠は?」って詰められたのを思い出す。 人文学ではこの根拠を出すのが難しいからこそ重要だと思い知った。 社会人になってから民俗学ももう少し齧ってみたかったなと思い始めてフィクションで民俗学を扱うものをちょこちょこ読むようになった。 民俗学は歴史学の一部とされる見方がある。 ただ文献史学と違って為政者の残してきた資料ではない口頭伝承や伝説の類まで扱うことができるのが、文学研究と通じていて私は好きなんだと思う。 そういう懐の深さを感じる民俗学は確かに小説やミステリーにも馴染む題材なんだろうなと改めて思った。
碧の書架@Vimy2025年3月14日かつて読んだ欲しい民俗学ミステリー、バディものの連作集。映像化もされています。 昔読んだのは新潮の旧版で、今もシリーズ揃えて持ってます…冬狐堂さんも! 新版も欲しいなぁ、リブート嬉しいですw 民俗学モノだと、スプラッタなホラーだったりオカルト味のあるお話もありますが、那智先生は理性的かつ科学的。 文章の雰囲気は、光というより闇だし、さっぱりすっきりというよりはしっとりしていますが、おどろおどろしいとかはなく、読みやすいと思いますw シリーズの中では「写楽•考」が最も印象に残っていて、たぶん私がカメラ•オブスキュラを知った最初の本だったんじゃないかと思います。 その後、他の本やアート系ドキュメンタリー、鑑定団なんかでオブスキュラが出てくるたびに、SHA•RA•KUを思い出しています。 後から「あの時のあれだ!」って知識が繋がるの、楽しいですよねw 書いてたら読み返したくなって来ました…!


