遠くの敵や硝子を
12件の記録
Yo@otsuki2026年6月19日読み終わった七月は遠くから来る 選ばれたように目覚めてスプーンを拭く 18 常夜燈に火なくわたしに窓があり夜ごとちいさく息かけて拭く 33 見る者をみな剥製にするような真冬の星を君と見ていつ 40 水仙と盗聴、わたしが傾くとわたしを巡るわずかなる水 44 人と会う約束のない水曜の白き円柱ほどのふくらみ 55 八月の終わりを人はそれぞれのこころに熱い孔雀を抱いて 61 近代の長き裾野の中にいて洸とほほえみ交わすちちはは 62 鳥葬を見るように見るあなたから声があふれて意味になるまで 66 奇跡 でなければ薄塩ポップコーン 二月の朝によく似合うもの 109 この世というさびしい視野のひろがりをひえびえとして牛乳ながれ 145 夜をください そうでなければ永遠に冷たい洗濯物をください 157 地下鉄のホームに風を浴びながら遠くの敵や硝子を愛す 163
- 遠野 鈴@to_no_rin2026年1月12日読み終わった【すきな歌】 花束を花にほどいてそののちの千年あかるい心で生きる 暁を雲雀のように落ちながら正夢も逆夢も好きだよ 僕のいない春の話が好きだったガラスでできた駅舎のようで
nbt@nabelab002025年10月12日読み終わった短歌好きな短歌 雪柳てのひらに散るさびしさよ十の位から一借りてくる 鳥葬を見るように見るあなたから声があふれて意味になるまで 首をかしげたあなたに春の螺子が降りそのまま春に連れていかれる 僕のいない春の話が好きだったガラスでできた駅舎のようで





