川上未映子: ことばのたましいを追い求めて (文藝別冊) (KAWADEムック 文藝別冊)

3件の記録
- ひろき@bayleaf2025年7月9日ちょっと開いた永井均との対談だけ読んだ(しかし、全特集面白そうである) 凄惨な事件などを知るたび(この対談では痛みだけを経験して死ぬ赤子が想定されている)に、出生というまるでロシアンルーレットのような賭けをするのが「正しい」のだろうかと考える私には読み応えがあり、昔読んだ現代思想の反出生主義特集のどの論考よりも面白かった。 一方で、対談した2人はどちらも子どもがいるとのことで、この「賭け」に対してどのように折り合いをつけたのかという個人的な話をもっと読みたくもあった。というのも友人から子ども話を聞くことが多くあり、自分がどういう選択をするべきなのかわからず頭が爆発しそうになることがあるからである