スペインの宇宙食 (小学館文庫)

4件の記録
- ポセイドンのうんち@big82842025年4月6日読み終わった表現の仕方、比喩の使い方がものすごく刺さった。 「気が遠くなるような臭気(女の匂いと香水と食べ物の匂いに加えて、カビとアンモニアの匂いも混じっていたので)と、母親からのとは明らかに違う、異様な愛情の渦の中で、僕はグロテスクコンテストのこども審査員長として、てんぷらや刺身を運んでくる天使として、嘔吐寸前の恍惚感の中にいた。恍惚感には嘔吐感が共存しているものだという刷り込みは現在でも消えない。」 不景気でデスな世の中だからこそ、少しでも楽しく、少しでも美しくありましょうね。