真夏の死
35件の記録
バルーン@9kv8xiyi2026年8月31日読み終わった@ 自宅人間の野心というものは衆に抜きん出ようとする欲望だが、幸福というのは皆んなと同じになりたい欲求ということを理解した。 私がReadsに本の感想を登録するのは果たしてどちらなのだろうか。備忘録代わりという紙のような理論武装は、誰かにいいねを押してもらった時に水をかけられたかのように溶けて忽ち無くなってしまう。



絵美子@835emiko2026年8月28日読み終わったかつて読んだ表題作の真夏の死と貴顕がやっぱり好きだなと思った。 やや遠くから読んでしまうのは初読のあやしい瑞々しさがうしなわれたからなのか、単にとっくに十代も二十代も終えて自身の鮮やかさをうしなっただけなのか分別がついてしまったからなのか、まあ後者でしょう 以下好きな箇所メモ 貴顕 それは対象に対する無関心の上に成り立った愛で、どんな人間的義務をも強いることがなく、自己をすこしも譲らずにすむような官能の型式であった。しかしそんなものが人間相手に可能であろうかと彼は疑った。 雨のなかの噴水 その一言を言っただけで、自分の力で、青空も罅(ひび)割れてしまうだろう言葉。とてもそんなことは現実に起りえないと半ば諦めながら、それでも「いつかは」という夢を熱烈に繋いで来た言葉。
- k@NEK0CAT2026年2月22日読み終わった「翼」が印象的だった 互いに好意を持つ男女があるときそれぞれの背中に翼の存在を感じるが、その真相を確かめられないまま一方が空襲により死んでしまう その際の描写がとても良い

m@kyri2025年8月17日読み終わった@ 自宅表題作と「翼」が好きだった 一人死のうが十人死のうが感情の表現の仕方は同じなこと、感情は貧しいこと、永遠に続く悲しみはないということ、そのすべてに絶望するということ、そうそう、そうなんだよって思う 三島は文章がきらびやかで美しいだけじゃなくて人間のことをすごくよく分かってる


m@kyri2025年8月16日読んでる@ カフェ「朝子は気づいていなかったが、彼女は人間の感情の貧しさに絶望していたのである。一人死んでも、十人死んでも、同じ涙を流すほかに術がないのは不合理ではあるまいか? 涙を流すことが、泣くことが、何の感情の表現の目安になるというのか? 人の目に映っている彼女自身は一体何者なのか? そうかと云って自分の内部に目を移すと、この比倫を絶した悲しみの実質が、いかにも曖昧模糊としていることに、別の絶望を感じるのであった。」(p.198)
ゆらゆら@yuurayurari2025年6月26日読み終わったいろんなタイプの小説が収められた三島の自選短篇集。 この日も朝うまく起きられず、仕事し始めても自分の出来なさ加減にどんどん気持ちが落ち込みながらやり過ごし、終業後せめて本読もうと手に取った本が何となく気分じゃなくて、もうだめだ〜とここの所少しずつ読んでるけどまだピンと来ない三島由紀夫の短編集を読んだら「離宮の松」がすごくよかった! 表題作の「真夏の死」、「春子」「クロスワード・パズル」「花火」、そしてなんと言っても「離宮の松」がよかった。解説は三島本人と津村記久子さんで、それらを答え合わせのように読む楽しみもあって良かった。 (22.12.29読了)



























