文豪ストレイドッグス STORM BRINGER(10)

2件の記録
- Mika@tao_rs_2025年8月15日かつて読んだ"汝、陰鬱なる汚濁の許容よ、更めて我を目覚ますことなかれ" 「人間には魂がある。機械には魂がない。 だとしたら、魂が何だというのか。友人の最後の言葉。あれが魂のない指示式から出た言葉に過ぎないのだとして、だから何だというのか」 「『汝、陰鬱なる汚濁の許容よ』太宰は誰にも聞こえない声でそう云った。『《汚濁》ーーーか』」 立ちはだかるのは、文字通りの宇宙原初からの大混沌。 それを収束させるのは、「自分には帰る場所がある」という愛。 「荒脛巾とはなんなのか?」「中原中也とはなんなのか?」明確な答えは描かれないが、それよりもっと本質的な、「宇宙とはなんなのか?」という問いに応え得る物語だと感じた。大打撃。 読了後にGRANRODEO「Passion」を聴いてまた号泣です
- ぐれまめ@guremame2025年3月23日買った読み終わった個人的に長年悩んできた「孤独」と「愛」について、一つの答えをこの本に見出すことができた。読み始めから読み終わりまでまさに大嵐級感情ジェットコースターだが、読了後にはしっかりと大きな愛に包まれあたたかい心地の自分がいる。