手配する女

手配する女
手配する女
山口恵以子
新潮社
2026年3月25日
2件の記録
  • transniper
    transniper
    @transniper
    2026年6月26日
    ノワールと言われるジャンルが結構好きで、よく読んでいる。最近読んでよかったのは「テスカトリポカ」と「黄色い家」だ。この「手配する女」は、「黄色い家」同様、女性が主人公の犯罪小説で、ストーリー的にはちょっと前に話題になった「地面師」とほぼかぶっていて、その中で小池栄子が演じていた「手配師」が、本作でも主人公である。手配師とは、地主などに成りすます人物のキャスティングを担当しており、身寄りのない、目先の金に困っている曰くつきの老人を常に数十人確保している...という役割。ただ本作は、Netflixの地面師ほどおどろおどろしくないし、ハラハラもしない。ひたすら、淡々と進んでいく。そこに引き込まれる。主人公のビル清掃員でもあり地面師詐欺の手配師でもある三矢唯が、いかにしてこの生業に引き込まれるようになったのか。その犯罪を「人助け」とみなすようになる彼女の思考、感情とは。ストーリーは、静かに進んでいく。作者によるとこの小説は、2017年に起きた積水ハウスの地面師詐欺事件がきっかけとのこと。個人的には、Netflixの地面師は、こっちの小説を元にしたほうが良かったんじゃないかと思ったほどだけど、Netflixを見てから読んでも、本作を読んでから見ても、楽しめるは楽しめるはず。
  • 手配師かぁ…
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