カルテット2

カルテット2
カルテット2
坂元裕二
河出書房新社
2017年4月4日
2件の記録
  • bearkind
    bearkind
    @bearkind_
    2026年8月16日
    好きです。ありがとう。冗談ですって。
  • 読書猫
    読書猫
    @bookcat
    2025年5月14日
    (本文抜粋) “「いいんです。わたしには片思いでちょうど。行った旅行も思い出になりますけど、行かなかった旅行も思い出になるじゃないですか」“ “「二種類ね、いるんだよね(と、司に顔を寄せて)」 「(諭高の顔が近いので引いて)はい」 「人生やり直しスイッチがあったら押す人間と押さない人間。僕はね、もう押しません」 「(司に顔を寄せ)何で押さないと思う?」 「(諭高の顔が近いので引いて)さあ」 「みんなと出会えたから。ね、ね」“ ”「はじめまして。わたしは去年の冬、カルテットドーナツホールの演奏を聴いた者です。率直に申し上げ、ひどいステージだと思いました」 「バランスが取れていない。ボウイングが合っていない。選曲に一貫性がない。というよりひと言で言って、みなさんには奏者としての才能がないと思いました」 「世の中に優れた音楽が生まれる過程で出来た、余計なもの。みなさんの音楽は、煙突から出た煙のようなものです」 「価値もない。意味もない。必要ない。記憶にも残らない。わたしは不思議に思いました」 「この人たち、煙のくせに、何のためにやってるんだろう。早く辞めてしまえばいいのに」 「わたしは五年前に奏者を辞めました。自分が煙であることにいち早く気付いたからです」 「自分のしてることの愚かさに気付き、すっぱりと辞めました。正しい選択でした」 「本日またお店を尋ねたのは、みなさんに直接お聞きしたかったからです。どうして辞めないんですか」 「煙の分際で、続けることに一体何の意味があるんだろう。この疑問は、この一年間ずっとわたしの頭から離れません」 「教えてください。価値はあると思いますか。意味はあると思いますか。将来があると思いますか。何故続けるんですか。何故辞めないんですか」 「何故? 教えてください。お願いします」“
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