中東の経済学

中東の経済学
中東の経済学
細井長
カンゼン
2024年6月4日
1件の記録
  • 中東の経済を中心にスポットを当てた入門書的な本です。 中東の宗教や紛争にまつわる本は読んできましたが、経済中心のものは初めてでした。 ざっくりと、19世紀にアゼルバイジャンで油田が開発された以降、特に20世紀の世界大戦以降で石油の需要が高まります。 その当時はアメリカをはじめ、イギリス・フランスも利権を求め開発に参加します。 しかし1960年にOPECが設立され、資源ナショナリズムの動きから、資源主権が生産国に取り戻され、米メジャー7社なども撤退を余儀なくされます。 石油産出国は、外国からの石油収入(地代) に依存するレンティア国家となっている現状です。 王族国家も、絶対王政を維持するための苦労をしています。 国民の不満を懸念し、税制も導入ができず、石油収入を国民に分配しなければなりません。結果、石油の価格に国家の経済が左右され続ける結果となっています。 石油依存から脱却するために、それぞれの国で、貿易・物流強化、投資戦略、観光開発、ハイテク技術国家へのシフトを進めています。 本当に、中東の国々は様々な課題がありますね。中東が揺れると世界が揺れるので、少しづつ解決していくといいですね。 でも200年くらいかかるかな。
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