
rs_specialsauce
@rs_specialsauce
2026年4月18日

中東の経済学
細井長
読み終わった
中東の経済を中心にスポットを当てた入門書的な本です。
中東の宗教や紛争にまつわる本は読んできましたが、経済中心のものは初めてでした。
ざっくりと、19世紀にアゼルバイジャンで油田が開発された以降、特に20世紀の世界大戦以降で石油の需要が高まります。
その当時はアメリカをはじめ、イギリス・フランスも利権を求め開発に参加します。
しかし1960年にOPECが設立され、資源ナショナリズムの動きから、資源主権が生産国に取り戻され、米メジャー7社なども撤退を余儀なくされます。
石油産出国は、外国からの石油収入(地代)
に依存するレンティア国家となっている現状です。
王族国家も、絶対王政を維持するための苦労をしています。
国民の不満を懸念し、税制も導入ができず、石油収入を国民に分配しなければなりません。結果、石油の価格に国家の経済が左右され続ける結果となっています。
石油依存から脱却するために、それぞれの国で、貿易・物流強化、投資戦略、観光開発、ハイテク技術国家へのシフトを進めています。
本当に、中東の国々は様々な課題がありますね。中東が揺れると世界が揺れるので、少しづつ解決していくといいですね。
でも200年くらいかかるかな。