黒と茶の幻想

黒と茶の幻想
黒と茶の幻想
恩田陸
講談社
2001年12月1日
4件の記録
  • 橘海月
    橘海月
    @amaretto319
    2025年12月18日
    再読。 初めてこの本を読んだのは20代だったか。中年の男女四人が、鹿児島の屋久杉を目指して数日かけて登る。彼らは遠い過去に謎や疑問や秘密を持ち、旅の間にそれらを語ることで謎を解こうとするのだった…。ずっと歳上だった彼らの年を追越してから読めたのがよかった。今だからこそ印象に残るものがある。 幼い頃から学生にかけての思い出は特別だ。たとえもう会うことはなくとも、自分にとって印象的な人はいる。仕事で会った人は秒で忘れるのに、若い時の人間関係は何十年経っても印象深い。でも記憶は時に嘘をつく。私が覚えている過去は本当にあったものなのか、私が都合よく書き換えたのではないか…? 四人それぞれの章を読むと、仲が良くよく知っているようで、人は自分一人分しか把握できないのだなと感じる。彼らは皆秘密があり、言葉にでない思いと過去がある。大学一年生から知ってる私と旦那の間にも、互いにしか知らない面が絶対にある。それも包み込み許容できる関係こそ、かけがえのないものなのだと。
  • 何小説って呼ぶんだろう? ひとの頭の中を覗いて、思索を追う小説。確かに鬱蒼とした森をざくざく歩く時って、自分自身の深みを覗き込んでしまうことあるかも。
  • kon
    @toko_1015
    2025年3月20日
  • atfnet
    @atfnet
    1900年1月1日
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