夜の写本師 を読み終わり、転がるように図書館に向かい2作目を借りた。 読み終わって、ため息をついたのは久しぶりかも。著者の表現、世界に置いてかれないように必死に食らいついて、こちらもエネルギーを本に注ぎ込んだ感じ。 間違いなく今年読んだ本No. 1です。 10年以上も前に発売されてたとは。。。新刊出るのを楽しみに待つ体験をしたかったよ。。 ※以下ネタバレ含む※ キアルスが、この経験をしてるからこそ、夜の写本師 での 振る舞いに繋がる。アンジストをただ滅するのではなく、この悲劇を終わらせるために、何が必要なのか。「憎むな」テイバドール父の遺言、キアルスの背骨に宿る星の力が、カリュドウの行動を変えた。 闇を己が内に宿してることを忘れず、善意と愛と美を愛でる糸を持っていきたいなと思った。