自傷・他害・パニックは防げますか?

自傷・他害・パニックは防げますか?
自傷・他害・パニックは防げますか?
廣木道心
栗本啓司
花風社
2018年10月1日
3件の記録
  • 再読了。 廣木氏の次の指摘が何よりも重要。 「とにかく人間相手のときは自身の作為を出さないって言うのが大事です。」(188頁)
  • 昨日今日と松山で開催された四国地区の障害者支援施設職員研修会に参加して、二日目は分科会として強度行動障害についてのグループディスカッションをしたのだが、そんなのよりこの本読んだ方がましだなと思ったので、再読する。 あと参加して思ったのは、もう研修でオープンな雰囲気で自由におしゃべりしあえば何か素晴らしい画期的なアイデアが生まれるはずみたいなグループワーク(大きい模造紙とそれに貼り付けていくピンクの付箋紙を使う)は辞めた方がよいと感じた(研修で多用される模造紙に付箋システムは梅棹忠夫『知的生産の技術』の弊害かとすら思う)。 そもそも強度行動障害について話し合おうっていうのに、「応用行動分析」すら知らないって感じだったから、そもそも何かを話し合うに足るだけの基礎教養がないのだと思う。もう研修会ではグループワークなどさせずに、何が基礎教養かという共通理解をまず作成し、それを徹底的に座学の詰め込み教育で勉強させるのが先だと感じた。私自身もそういう基礎教養を身につけるべきだと感じたし。
  • 以前読んだが再読しようかなと思う。浅見淳子氏のまえがきがとても重い。以下引用。  職員が慢性的なエネルギー不足となり、利用者からエネルギーを奪う。  奪われた利用者は、自傷、他害という自己治療を始める。  その場にいた職員は、上司から責任を問われ、注意を受け、さらなるプレッシャーを掛けられる。  だから、「ケガせず、ケガさせず」の知識も、技能も、視点もない職員は、とにかく自傷、他害という自己治療を止め続ける。  その結果、能力的にも、環境的にも、自己治療できない人は、自滅を選んでいく…。  「誰も幸せにしない」  そう感じたのが、施設職員を辞めようと思った始まりでした。 「誰も幸せにしない」は、私も施設職員として働いていて感じる。
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