兵庫県告発文書問題 なぜ日本を揺るがすのか

6件の記録
ririyeye@ririyeye2026年5月5日読み終わったこの問題が発生してから現在までの間に「何が起こったのか」が一つひとつ丁寧に記録されていて、一連の出来事を改めて体験し直すような読書体験でもあった。 脚注が全体の2割程度を占めているところにも著者の奥山先生の姿勢が現れているように思える。 兵庫県民としてずっとこの問題を見てきた身には、重たく、つらく、悲しく、と同時に腑が煮え繰り返るような怒りを覚えたりとさまざまな感情に大きく心が揺さぶられる時間でもあった。 内部告発者がどのような人であるかによってその告発内容の信憑性が左右されるわけではない。それは自明だと思うのだけど、現実にはそうではなく、内部告発者を貶めようとする試みは告発内容の信憑性を疑わせるだけではなく、後に続こうとする人を萎縮させ、時には人の命さえも奪う。 誹謗中傷により歪められた選挙は民主主義を壊すことにもつながりかねない。あの異様だった兵庫県知事選は民主主義の破壊の始まりと言えるのかもしれない。これは兵庫県だけの問題ではないのだし、この本は警鐘を鳴らすものでもあると感じる。 この件に関連して亡くなられた方々へ改めて心からの哀悼の意を表すると共に、奥山先生はじめ誹謗中傷にさらされながらも声を上げ続けてくださる皆さんへの感謝の思いを強くする。



