永遠平和のために

2件の記録
夜@butiloveu2026年5月2日買った読み終わった@ 四天王寺前半はカントの「永遠平和のために」におけるキーとなる文を抜粋し写真とともに掲載している。後半は本文のほぼ全訳となっている。 「ほぼ全訳」というものの訳者解説に記載の通り「カントは二百年以上も前の人であって、おのずとその永遠平和は二百年以上と昔のドイツ語で書かれている。またカントは哲学を学問とした人であって、当然その著書は哲学を学問とした人のドイツ語による。さらにカントは検閲体制に配慮して、きわどいところはことさら複雑な構文をあてて意味を曖昧にした。」ことから、「学問的措辞や用語にこだわらなかった。検閲官用の構文は無視した。そして原文の伝えようとしているところを、なるたけ簡明な日本語で再現した。」とされており、大胆な要約(抜粋)がなされている。岩波文庫の永遠平和のためにを傍らに読み進めたが、おそらく私は岩波文庫だけでは読破することができなかっただろう。本書のおかげで非常に読みやすかった。 日本でいえば江戸時代に書かれた本が、今の社会を生きる私の不安に寄り添う。世界平和を願うことがお花畑の空論ではなく切実な要求であることが分かり、励まされるようだった。
