壁の向こうへ続く道

壁の向こうへ続く道
壁の向こうへ続く道
シャーリイ・ジャクスン
渡辺庸子
文遊社
2021年12月1日
4件の記録
  • Anna福
    Anna福
    @reads--250309
    2025年12月23日
    場面はくるくると入れ替わる。 アメリカの普通の住宅街で営まれる人々の日常。その狭い世界の中で子どもと大人達の思惑が絶えず交錯していく。 視点が落ち着く暇を与えない構成で、ペッパー通りという限定された空間を回り続ける。誰かの内面に入り込んだかと思えば、次の瞬間には別の家の窓辺へ、別の年齢、別の価値観へと跳ぶ。 物語の核にあるのは排除という行為そのものではなく人間の本質への問いだ。後半の衝撃的な事件でそれは一気に露わになる。 「あたしら人間は、みんな、なにも見えていない、邪悪な存在だってことだね」と犬に聖書を読み聞かせる、スポット的に登場するマック夫人はまさに肝でありツボだった。作者の影を感じる。 これは「ひと昔前のアメリカの閉鎖的な通り」の話ではない。どこでも再現可能な人間社会の縮図だ。 人間は悪へと傾きやすい、そんなキリスト教的な視線で、「他人の不幸は蜜でしょう?」とジャクスンは容赦なく突きつけてくる。おすすめ。
  • Anna福
    Anna福
    @reads--250309
    2025年12月18日
    『つまらない住宅地のすべての家』津村記久子 みたいに住宅地の地図がある…登場人物40人位らしいので、群像劇好きは昂っています。
    壁の向こうへ続く道
  • Anna福
    Anna福
    @reads--250309
    2025年12月2日
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