増補 光州事件で読む現代韓国

2件の記録
こばこ@chek_honda2025年3月25日読み始めた借りてきた『女性たちの韓国近現代史』の参考文献一覧に載っていた本。 韓国語を学ぶことと同時に歴史についても勉強していきたいので読み始める。 よい本があればお薦めしていただきたい。

遷子@msenko13671900年1月1日また読みたい真鍋祐子「増補 光州事件で読む現代韓国」(平凡社)読了。光州事件だけでなく、韓国に関心を持つ人全てにとって非常に興味深い内容だと思う。そして「光州518」「タクシー運転手」「1987 ある闘いの真実」これら3本の映画が、この本に書かれている〈変遷〉を見事に描き出していたな…とも思った。『(追悼から始まった)五月行事の集会でシュプレヒコールをあげる、いまや老いた遺族たちの姿をみると、なぜだか痛々しい思いにさせられる。彼らが本当に叫びたいことは、スローガンなどでは決してない…(略)おそらく彼らの関心は、ただひたすら死者の恨(ハン)に思いを致し、すくいあげ、これを解いてやることに傾注されるのである。まずは事件の真相を追究し、死者に代わってその名誉を取りもどすこと。……』『〈冤魂〉を〈英霊〉に、〈暴徒〉をば「民族」と「民主」と「自由」を愛する平和の使徒に。(続)かような転轍の契機となったのは、しかしながら確固たる政治思想というよりも、むしろ「冤魂たちが安らかに眠れる」ことを願うばかりの素朴な民情ではなかったろうか』 3本の映画の中でこの思いが最も素直に感じられるのが「光州518」だと思う。事件から時が経つにつれ当然そのアプローチの仕方も変わってくるはずで、今の観客には客観的で洗練された「タクシー運転手」の方がより『しっくりくる』のではないか。しかし、少なくとも私が見返したいと思うのは〈下世話〉な「光州」の方である。作品の出来不出来ではなく、〈悼む〉という思いにさせられるのは、やはり〈身近な〉人々を〈内から〉描いた「光州」なのである。この本を読んで、ものすごく腑に落ちた気がした。(部外者の勝手な思い込みかもしれないが) まぁ、私の浅薄な感想などどうでもいいが、韓国初心者にも分かりやすい力作であり良作だと思う。この著者の著作は全て読んでみたいし、韓国の民族芸能にもますます興味が湧いてきましたよ😆 『数々の悲劇は歌となり、芝居となって語り継がれる』…その文化が今も脈々と受け継がれている国であるらしい。